コールブリューデルの練習日記 2001年6月)

6月8日(金) 場所:北栄小学校
1.合唱祭参加者の人数は今のところ少なく見積もって29名プラス江本です。これはと
ても嬉しいことです。
 今日の練習も各パートの人数もほぼ揃い、充実した練習になりました。23名の参加は
それこそ今季最高 です。
 さて、人数が増えてくると、実は別の心配も増えてくるのですが、その心配は指揮者に
全部背負ってもらって、ダイナミックな音量を大いに楽しむことが出来ました。
 演奏会が近づくと、各パートの音量バランスの掌握が大事な指揮者の仕事になるのです
が、この合唱団は、おそらく最後のゲネプロの時でもフルメンバーでの練習は期待できま
せんから、ある程度集まりの良いときに、ステージ演奏の時のメンバーを予測しておいて
調整を測らなければなりません。
 これは今に始まったわけではないので、今から戦略は立てておいていますが、一発勝負
の感は免れませんね。

 さて今日は合唱祭用「柳河風俗詩」1番4番です。個々のポイントは、もう触れたくな
いのですが、ここいちばん指揮を見るところ、とブレスの位置には十分注意しましょう。
 細かい音量の変化・日本語の繊細な味わいよりも、いかに強く・激しく・歯切れよく・
リズミカルにテンポを維持するかです。
 それと破たんしそうな箇所が4番に何ヶ所かあるのですが、6月13日の練習、もう一
度確認することにします。

 アンサンブル上のテクニックで処理する方法もあるのですが、ここは正攻法で行こうと
思います。間違っても、音が無くならないように、声を張り上げましょう。
 「優しき歌」も全部通しました。出来ないところで長時間引っかかっているよりも、出
来ているところを更に磨きをかけて方がいいかなと思います。(出来ているところってあ
るんかな?)
 それでも、通して全体の組曲のイメージ掴んでくれるととてもありがたい。
 5曲とも似た感じのようで、全然違う内容になっているので、前の曲に引きずられるこ
との無いようにして下さい。

2.連絡事項
 合唱祭と演奏会用に楽譜のホルダーを用意しました。まだもっていない人は13日に用
意しますので、練習に来て下さい。
 ホルダーは余分がありません。合唱祭後演奏会まで大事に使ってください。
 ところで、「かきつばた」の花の色は紫です。チラシ・チケット・ホルダーもそんなイ
メージです。参考までに。

3.今日の参加者
Ten1 植地 勝山 竃 亀村 高崎 山田
Ten2 及川 島中 中村 濱田
Bar 江本 柏尾 柏木 今野 杉浦 高井 山本
Bas 朝倉 飯塚 片倉 徳永 味呑 村上
6月10日(日) 場所:啓北コミセン
1.日曜日の練習は、職業がら指揮者にとって肉体的にとてもつらいものになりました。
でもこの時期になると、音楽の方向性が見えてくるし、そりゃ音程や発声基本的な音トリ
の問題は未解決でも、表現を中心とした練習になるので、指揮者はとても楽しく、特段の
休憩を必要としなくても、継続できます。
 疲れがどこかに吹っ飛んでいく感じですかね。
 ところが、帰宅後、ビールの大瓶1本・冷酒一合の晩酌で夕食後そのまま七時就寝、翌
朝六時起床の情けない有様で、そこはかとない衰え感じつつ、市民の生命と財産を守るた
め職場に向かいました。
 さて、今日も多くの方が練習に顔を見せて下さいました。特に、市内の小学校の運動会
の予定が雨で中止となり、今まで連絡できなかった西本先生ともつながり「柳河」のソロ
をお願いすることが出来ました。
(川上君が当日札幌出張で指揮者はとても困っていました。)

2.「夜のうた」
 釧路のアンコール「夜のうた」から練習を始めました。
 指揮者にとってこの曲は学生時代混声で歌ったとてもなつかしい曲の1つです。メロデ
ィーを各パートに与えてしかもハーモニーの連携がとてもなめらかな印象を持っていまし
たが、男声版に編曲されている事は、ブリューデルを始めた頃に知りました。
 何度か、ブリューデルでもこの曲は取り上げているし、音取りに極端な困難性は見当た
らないので、すぐアンサンブルの練習をしました。
 釧路の高坂君がどんなことを仕掛けてくるのか探りを入れていませんが、これから練習
の始めにこの曲を歌い、指揮者の要求に対応できるようにしたいものです。

3.「野風増」
 次は、「野風増」です。歌詞の違いは、うたの譜面のままで訂正しません。申し訳あり
ませんけど、そのまま歌って下さい。
 今回は言い訳はしませんけど、事務局長のミスで皆さんに多大な迷惑をおかけしたこと
をお許し下さい。
 この曲は、ピアノ伴奏が入るので、ブリューデルだけでも合同の前に角先生と合わせて
おきたいと思っています。
 高井さんのソロとの掛け合いのところが、ピアノが入ると実は単純には行かないのです。

4.「優しき歌」
「優しき歌」を2番以外取り上げました。
 悲しいことに頼りのベースが2名のため、指揮者が狙っている音量がなかったりすると、
攻撃がそこに集中してしまいました。
 これは絶対にしてはならんのです。指導するという事はとても難しいのですが、常に相
手の気持ちを考えなくてはなりません。コーラスは実にメンタルなものなのです。
 がみがみとこちらの思いのみ伝えるばかりでは、かえって歌い手を苦しめることになり
ます。これはコーラスの基本から外れることにもなりかねません。
 どこまで行っても、合唱は楽しいものだし、どんな人でも一緒に歌ってる人は絶対愛す
べき人なのです。
 それはともかく、出だし1番の曲は、僕自身も最初の1から5小節、すぐに曲想を体で
表現することが出来ませんでした。歌い手の調子をすぐに感知し、声の状況からテンポな
り・振りの動作なりすぐ決定しなければならないのに、いつも指揮が流れてしまいます。
皆さんきっと歌いにくかったに違いありません。
 ここは、出だしの大事なところなので、どんなことがあろうとも、表現とテンポ固めて
しまいましょう。
 後はいつものポイント練習です。音取りも含めて、当日まで続きます。嫌にならぬよう
変化と工夫を付けます。

5.「柳河風俗詩」
 「柳河風俗詩」はソロがはいって締まりました。テナーの音程がよくなってきましたが、
ちょっとまとまらない。これは他のパートにも言えることですが・・・。
 体力(音力とでも言ううのでしょうか)の不足を大いに感じました。この曲は絶対ダイ
ナミクスです。なんとか30名で歌えるようですので、13日の練習次第では何とか合唱
祭を乗り切れそうです。あともう一歩です。頑張りましょう。

6.連絡事項
 8日練習後役員会を開催しました。役に当たった人ご足労ですが尽力下さい。

7.今日の参加者
Ten1 植地 勝山 竃 亀村 高崎 津山 西本 山田
Ten2 及川 島中 中村
Bar 江本 小林 今野 杉浦 山本 吉村
Bas 朝倉 片倉
6月13日(水) 場所:啓北コミセン
1.本番(合唱祭)直前の練習は、指揮者にとって非常にデリケートなものになります。
 もちろん歌い手の方々にとっても同じような気持ちなる方も多いと思いますが、指揮者
は、それまでの練習内
容と出来具合を分析し、ポイントを絞ったものにしようとします。
 今回は、川上君が来てくれたので、「優しき歌」のソロとの掛け合いの部分と柳河の1
番4番が中心になりま
した。

2. 「優しき歌」  W また落葉林
 前半のTenorsoloのハーモニーは段々揃ってきましたが5小節目に音量を落とし段々
crescするのが今一歩。

 9小節目の頭はノンブレスで Tenorsolo と入りを合わせます。次も、勝手に入らない
で、Tenorsoloの「ひ」を
聴いてからHmです。ここはだんだんdimです。14小節パート
ソロ意外と早いけど気持ちを込めて下さい。

 ハミングのパート特にベースは音の維持が苦しいところです。
 バリトンは9小節からの音の変化をしっかり掴んでいないと正しいFの音になりません。
 18小節からはバリトンはちょっと悲惨な譜面が現出してきます。セカンドのパートソ
ロとあまり関連性がないと
感じさせられるような音ですが、ハーモニーの形成上非常に大
事なところです。

 これは、22小節からのセカンドのハミングにもいえるところです。
 なかなかハモらないところなのですが、でも、譜面をよく見ると他のパートのどこかに
同じ音があったりして、音
取りのヒントが隠されていますので、早く慣れて、ハーモニー
を楽しんで歌いたいものです。

 30小節以降は Tenorsolo を生かしたハミングが出来ていません。まったくハモって
いないとも言っていいでし
ょう。
 それに32小節からのcrescそして次の変拍子対応するための若干のアチェレランドも
です。

 ソロに頑張ってもらってごまかす手段は、無いわけではありませんが、それでは指揮者
のポリシーが許しませ
ん。歌ってる皆さんも、何を歌ってるかの認識もなくこの部分が過
ぎ去ってゆくのを、安穏とすることは出来ない
と思います。
 指揮者は大いに反省し練習方法を考えてみます。
 さて、「わたしはくもをみる・・・・・」 は Tenorsolo にたっぷりと歌ってもらおう
と思って曲作りを考えていました
が、伴奏パートまでが Tenorsoloに歩調を合わせてしま
い、それぞれ個人の感覚で歌うため 、縦の線が全く
揃わなくなりました。
 今度は修正しますが、伴奏パートの「わたしはくもをみる・・・・・」の前の2分音符
が長すぎるのです。

 早めにきって、次の音に照準を定めましょう。
 問題はピューモッソです。何度やっても出来ません。音は取れると思うし、リズムに奇
異な所もありません。
強いて言えば、バリトンのC♯が 少し高いくらい位でしょうか。
指揮者はここで困ってしまいました。

 このハミングの意味は、すがすがしい高原の美しい情景とは裏腹なつらい別れの心情を、
通り過ぎる冷たい
風のように表現する重要なところなのです。
 本当は原譜の通りPから始めて段々と強く感情の盛り上がりをあらわしたいのですが、
今のところはとにかく
正確な音だけを求めましょう。
 よかったところは、「いつかえりくる」の「く」でコーラスが待てるようになったこと
くらいかな。このために15分
かかりましたけど。
 
3.「優しき歌」 X みまかれる美しきひとに
 Tenorsolo の後の3拍子97小節下2声の Cの音がとれるかどうかでしたが、これも
何度かの練習で可能
となりました。

4.柳河風俗詩  T 柳河
 人数が増えると指揮者には新たな心配が出てくると前回言いました。
 音が揃わないとか、音色がバラバラなどなど、でも、今までの練習は、少ない人数でも
そんな状態だった
のですから。
 色々意見のあることも承知していますが、30名を越えてステージにたてると言う事の
意味の方が重要だ
と思うのです。
 細かいところを無視しろとは指揮者は決して言いません。音の調和こそコーラスの本分
です。指揮者とし
て30名はほんとに嬉しい事です。
 日頃の忙しさの中にかすめ取るように時間を作りコーラスしている仲間に感謝の限りで
す。とにかく、ディ
ナーミクです。
 音の強弱で音楽を表現する事です。リズムにしっかりと乗って、各ポイントの音の入り
目には指揮者に注
目する。これだけでも、聴衆に何かを伝えられそうです。
 「あしたてんきになれるように・・・」明日の幸福が祈れるように終わりましょう。

5.柳河風俗詩  W 梅雨の晴れ間
 この曲を通算でどのくらい練習しただろうか。昨年のビールパーティー以降やってきた
のに、未だに咀嚼
できずにステージに乗せざろう得ない指揮者の能力を思います。
 未だに各所で破たんしています。この段階であーだこーだとここで指摘はしません。
 それでも、良いところはというよりも、今まで手に負えなかったところが出来てきたこ
とも事実です。

 最初の「あしどりの ・・・・」Pスタッカート 、まだ欲しいけど「にっこう」のFF
などなど当時の柳河ではおそ
らく普段見ることのない田舎芝居の巡業、そこに人々は喜び
・生きる力・律動感・非日常性感じ取ります。

(指揮者だったら昔お盆にきたサーカスのようなものかも。寺山修司もそんなことをかい
ていたかな)

 そんな思いが伝わるように、最後のフレーズは怒濤の響きで締めくくりましょう。

6.連絡事項
 合唱祭 PM8:05 リハ室前集合 服装・楽譜カバー ワッペン忘れないこと。
 演奏終了後、こずえで反省会を開きます。よろしくお願いします。

7.今日の参加者
Ten1 植地 勝山 竃 亀村 川上 高崎 津山 吉田
Ten2 佐藤 島中 濱田
Bar 江本 柏木 杉浦 瀬上 高井 吉村
Bas 飯塚 片倉 徳永 前田 味呑
6月22日(金) 場所:北栄小学校
1.今朝釧路から帰ってきました。
 昨晩の釧路男声合唱団の出前練習はやや人数も少なく、元気がありませんでしたが、
「柳河風俗詩」につい
ての取組は、帯広とそんなに変わりはありません。かえって帯広よ
り良いところが何ヶ所かありました。
特に、バリトンの音程は、正確でした。
 いつも帯広で指摘しているところは、全くのフリーパスです。合同合唱の時、バリトン
は釧路男声の音程に耳
を澄ましましょう。
 さて今日は、バスの補強に小貫さんが来てくれました。とても有り難いことです。本当
は、リードテナーがもう
少し厚いとハーモニーが落ち着くのですが、あれこれ言ってもし
ょうがありません。

 これだけの人数が集まってくれたことの喜びを大切にしなければ、と肝に銘じておりま
す。
細かな音程を気にしながら、短時間で音楽作りをするのは非常に難しいことですが、
どうにかこうにかどうあ
れ、形が出来上がってきたようです。
 もっと時間があれば、出来上がったものを一度全部壊して、それから再構築すると、歌
い手の意識も高まる
し、音楽の精度も良くなるのですが、現在の私にそれは許されていま
せん。

 まだ練習が続きますし、本番まで表現は固めないようするつもりでおります。テンポ・
ディナーミク等変幻自在
な要求をお許し下さい。

2.柳河風俗詩
 「柳河」の水郷の流れは、ゆったりとして、その動きを感じさせないほど・・・人生の
緩やかな時間の経過にも似
て人間が、感動・軽蔑・寂寥・薄情・未練・嫉妬そして愛情を
折り込みながら、生きていく、さながら時間という「小
宇宙」カウントするように「柳河
風俗詩」は,現在も悠々と静かに流れていく。


3.連絡事項
 相変わらずですが、とにかく観客動員に、力を入れましょう。あと一人10人の観客で
5割方埋まります。
20人で全部埋まります。頑張りましょう。

4.今日の参加者
Ten1 植地 竈 高崎 三浦
Ten2 及川 島中 中村 平岡
Bar 江本 柏木 小林 杉浦 瀬上 高井 山本
Bas 朝倉 飯塚 片倉 味呑 村上 小貫
6月24日(日) 場所:啓北コミセン
1.今日は、日曜日のためしかもこの暑さで、人数不足が懸念されましたが、各パートの
バランスもとれ、嬉しいこ
とにバリトンの小林さんからの紹介でバスに頼もしい援軍が来
てくれました。鈴木さんという日本甜菜糖に勤めて
いる方ですが、残念なことに、練習日
に出張が重なりステージは無理との連絡がありました。

 今日は川上君とのSOLO合わせを中心に、パートSOLOの時のハーモニーなど少し難しいと
ころを練習しました。
まだ完全に音が取れていませんが、雰囲気はいいでしょう。
  ブリューデルの良いところをまた1つ発見しました。4時間も歌っているのに、声に疲
れが出てこない。張りのあ
るFが結構持続するこれは素晴らしい特徴ですね。

2.今日は立原道造について
 大正3年東京生まれ、東京帝国大学工学部建築学科入学以前から詩作を開始する。
 在学中建築の分野でも優秀な課題設計に授与される「辰野賞」を3年連続受賞するが、
詩作は続き、卒業後、
石本設計事務所に就職、事務所で水戸部アサイと運命的な出会いを
する。

 二人は交際を始めますが、まもなく、立原は肺を患い事務所を病気休職、転地療養中に
構想されたのが詩集
「優しき歌」です。
 この詩集は水戸部アサイとの結びつき無くては生まれなかったに違いない。アサイから
の献身的な看護も届か
ず、享年24才で永眠。
 療養中も小康状態の時は「5月のそよ風をゼリーにして持ってきて下さい。」などと注
文。第1回中原中也賞も
受賞している。
 多田武彦は「優しき歌」以外に「ソネット集」として次の詩に男声合唱曲を作っている。
  ・ 浅き春に寄せて
  ・ 風に寄せてその一(さうして小川の)  
  ・ 風に寄せてその二(風はどこにゐる)  
  ・ 雲の祭日      
  ・ 旅人の夜の歌   
  ・ やがて秋…    

3.連絡事項
 自分も含めて体調をくずしておられる方います。十分な休養・栄養を取り本番めざしま
しょう。

 当日の受付・花束贈呈のお手伝いどなたかよろしく願います。

4.今日の参加者
Ten1 植地 勝山 竈 川上 三浦 吉田
Ten2 島中 平岡 中村
Bar 江本 小林 今野 杉浦 瀬上 高井
Bas 朝倉 片倉 村上 鈴木
6月28日(木) 場所:啓北コミセン
1.6月28日今日の練習。すみません。
本日は事情により添付ファイルの台本に代えました。

2.参加者
Ten1 植地 勝山 竈 亀村 川上 高崎 津山 西本 三浦 吉田 山田
Ten2 及川 島中 中村
Bas 江本 柏尾 柏木 瀬上 杉浦 山本
Bar 朝倉 飯塚 片倉 味呑 村上 小貫